では、人間とはいったい何という怪物だろう。何という新奇なもの、何という妖怪、何という混沌、何という矛盾の主体、何という脅威であろう。あらゆるものの審判者であり、愚かなみみず。真理の保管者であり、不確実と誤謬との掃きだめ。宇宙の栄光であり、屑。
- パスカル パンセ
人間は、もし気が違っていないとしたら、別の違い方で気が違っていることになりかねないほどに、必然的に気が違っているものである。
- パスカル パンセ
人間は、天使でも、獣でもない。そして、不幸なことには、天使のまねをしようとおもうと、獣になってしまう。
- パスカル パンセ
世の中で最も不合理なことが、人間がどうかしているために、最も合理的なこととなる。
- パスカル パンセ
正義。
流行が好みを作るように、また正義をも作る。
- パスカル パンセ
われわれは絶壁が見えないようにするために、何か目をさえぎるものを前方においた後、安心して絶壁のほうへ走っているのである。
- パスカル パンセ
君は人からよく思われたいと望んでいるのか。それなら、そのことを自分で言ってはいけない。
- パスカル パンセ